今回は、世田谷美術館で開催されている「東急 暮らしと街の文化――100年の時を拓く」の展覧会を観に、田園都市線の用賀駅から砧公園を目指します。
東急は、渋沢栄一が「自然を多分に取り入れた都会」、「農村と都会を折衷したような田園趣味の豊かな街」という田園都市構想実現のために創業した田園都市 株式会社を源流としています。その事業精神は五島慶太に継承され、今もなお、 田園都市線という路線名が同社の企業精神を示しているといえましょう。
本展では、「暮らしの時を運ぶ」(東急の輸送事業)、「街の時を拓く」(東急の 街づくり)、「沿線に寄り添う創造」(東急沿線に居住した作家たち)、「文化を拓 き、育てる」(東急の文化的社会貢献)というテーマを設け、さまざまな歴史的資 料、また美術作品などによって、多様な文化的事象を検証します。
東急が渋谷を含む東京の西域、そして神奈川県内などで展開してきた事業の 数々を通じ、人間生活の基盤となる“暮らし’’と“街”の創造に果たした100 年を超える時の重なりを、ご覧いただければと思います。(展覧会のチラシより)
世田谷美術館は、砧公園の中にあります。
会場に入ります。
東急 暮らしと街の文化――100年の時を拓く
会 期: 2024年11月30日(土)~2025年2月2日(日)
開館時間: 10:00~18:00(入場は17:30まで)
休 館 日: 毎週月曜日
会 場: 世田谷美術館 1階展示室
次回に続きます。