GOCHANの日記

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柴又を散策する(5 葛飾柴又寅さん記念館①)

葛飾柴又寅さん記念館は、京成柴又駅下車8分、JR常磐線・京成線ともに金町駅前発小岩駅行バスにて「柴又帝釈天」下車7分北総鉄道新柴又駅下車徒歩12分にあります。また、この記念館は、スーパー堤防と一体となったユニークな建物です。記念館の内部とエレベータで結ばれている柴又公園頂上の「あずまや」からは、帝釈天や山本亭、そして雄大な江戸川の流れを一望することができます。

映画『男はつらいよ』の世界にくまなく触れることができる、寅さん記念館。その館内には、気の向くままに日本全国を旅するフーテンの寅さんがいつも必ず帰ってくる場所、葛飾柴又の団子屋「くるまや」が再現されています。これは実際に使用されていたセットを移設したもので、茶の間での滑稽なやりとりや店先で起きる珍騒動など、寅さんや、さくら、おいちゃん、おばちゃん、タコ社長らと人情たっぷりの喜劇を繰り広げた場所です。

 

プロローグ はじまりの部屋、「寅さん」をイメージして描かれた絵画を投影し、音楽とともに、映画『男はつらいよ』の世界へと誘います。

 

寅さんの少年時代から、放浪の末、故郷柴又へ舞い戻るまでの物語を、妹さくら(倍賞千恵子さん)のナレーションと共に、可動式のジオラマでたどることができます。

 

映画は、6歳で父親と喧嘩して家出した「寅さん」こと主人公の車寅次郎が、20年ぶりに異母妹のさくらと叔父夫婦が営む葛飾柴又の団子屋「くるまや」へ姿を見せるところから話が始まります。「フーテンの寅」と呼ばれるとおり、テキ屋家業の寅さんは日本全国を気ままに旅し、毎回各地で出会った”マドンナ”に恋をします。その恋愛模様と、地元・柴又の人々との騒動が滑稽に描かれ、失恋を経て再び寅さんが旅に出るところで終幕となる喜劇です。寅さんの憎めないキャラクター、笑いの中にも人情味あふれるストーリーです。

実際の撮影に使用した「くるまや」のセットを大船撮影所から移設。お茶の間では撮影した数々の名場面を見ることができます。

↑くるまやの厨房セット

タコ社長の朝日印刷所を再現。 本物の活版印刷機も展示され、寅さんと博、タコ社長や労働者諸君との名場面が思い起こされます。

続きます。