GOCHANの日記

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東京海洋大学の史跡を巡る(2)

明治丸(3本マスト)

外観

当初は外輪船とする計画だったが、スクリュープロペラ船として建造されました。帆装は2本マストのトップスルスクーナーであったが、1898年に品川にある緒明造船所で3本マストのシップに改造されました。さらに1937年にはミズンマストの腐敗からバークになったが、1983年からの修復工事で再びシップ型に戻された。また、船首と船尾にはアカンサスの文様が描かれています。

 

船内

甲板は2層構造で、主甲板は当初細かく区切られて客室が配置されています。後に、公室・寝室・浴室兼厠の3室続きの明治天皇御座所が右舷後方に設けられました。御座所内公室の牡丹・木蓮・桃・桐などが描かれた植物画板絵は戦後の接収の際にペンキを塗られたが、後に復元されています。また、主甲板の最後部にはサロンが設けられ、マホガニーのテーブルが展示されています。なお、1892年の修理で従来の操舵室が海図室となり、上甲板に操舵室が設けられました。

下甲板には石炭庫とレシプロ機関2機が設置されていたが、1927年に取り外され、技業練習場が設けられました。



性能

1878年11月18日にグラスゴーで試運転が行われ、排水トン数1235トンで、速力12.66ノット、指示馬力(ihp)1450馬力を記録している。なお、速力や船のサイズなどについては、複数の記録で数値の食い違いが見られています

 

排水量 1027.57トン

全長 68.6m

全幅 9.1m

機関方式 レシプロ機関

出力 1530馬力

速力 11.5ノット

明治丸記念館

明治丸記念館は、平成23年に始まった明治丸海事ミュージアム事業の目的である「次世代の海事産業を担う青少年への海事意識啓発活動」「先端の海事技術講座などセミナーの開催」の一環として、平成28年7月18日から公開されました。延床面積462㎡の館内には、展示室とセミナー室、準備室を備えています。

越中島キャンパスのマップ

構内をゆっくり歩いて行きました。

駆逐艦「あけぼの」シリンダ

↑復水器・循環水ポンプ

↑左手が「マリン・カフェ」

↑全天候型救命艇

なお、見学に関しては、大学のホームページをご確認ください。

URL:https://www.kaiyodai.ac.jp/overview/access/#university_visit

 

明治丸・百周年記念資料館・明治丸記念館 令和6年9月の開館日は

9/7から毎週火、木曜日、第1,3土曜日(7,21日)

開館時間10時から16時(最終入館15時30分) です。

https://www.kaiyodai.ac.jp/overview/upload-file/042e7c6b2a2e05ca50bd47f6524f3041e39efc68.pdf

 

約1時間位の散策でした。